便利なブロックダイヤグラム集

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単なる備忘録です。いちいち導出するのが面倒なのでまとめました。一般の電子式アナログコンピュータで適用可能なメソッドです。詳細情報については参考文献をご覧ください。

完全に個人用のメモはこっち(見ても面白くない)→自作機EDEQS23専用運用メモ


目次

  1. ブロックダイヤグラム集
    1. 固定係数
    2. 基本関数の発生
    3. ダイオードを利用した非線形演算器
    4. 比較器を利用した非線形演算器
    5. 座標変換・投影
    6. その他便利な回路
  2. 参考文献

1.ブロックダイヤグラム集

以後、計算機のマシンユニット(演算単位)は10Vであるものとする。

1.1 固定係数

アナログコンピュータ精密固定係数

アナログコンピュータ精密固定係数

1.2 基本関数の発生

アナログコンピュータでの基本関数発生法

アナログコンピュータでの基本関数発生法

アナログコンピュータでの基本関数発生法

アナログコンピュータでの基本関数発生法

 

 

1.3 ダイオードを利用した非線形演算器

ダイオードを利用した非線形演算器

ダイオードを利用した非線形演算器

1.4 比較器を利用した非線形演算回路

 

1.5 座標変換・投影

(1) z軸を中心に\(\theta\) 回転→x軸を中心に\(\phi\) 回転 (いずれも時計回りを正とする)

\begin{eqnarray} \left(\begin{array}{ccc} x'\\y'\\z'\end{array}\right)&=&\begin{pmatrix}1&0&0\\0&\cos{\phi}&-\sin{\phi}\\0&\sin{\phi}&\cos{\phi}\end{pmatrix}\begin{pmatrix}\cos{\theta}&-\sin{\theta}&0\\\sin{\theta}&\cos{\theta}&0\\0&0&1\end{pmatrix}\begin{pmatrix}x\\y\\z\end{pmatrix}\\\\&=&\begin{pmatrix}x\cos{\theta}-y\sin{\theta}\\(x\sin{\theta}+y\cos{\theta})\cos{\phi}-z\sin{\phi}\\(x\sin{\theta}+y\cos{\theta})\sin{\phi}+z\cos{\phi}\end{pmatrix}\end{eqnarray}

座標変換回路のブロックダイヤグラム

\(\theta=π/6\,,\phi=\phi/12\) で固定する場合は以下のような構成になる。パラメータを変化させて方程式の解を立体的に表示したい場合、この回路の\(x\)軸に独立変数、\(z\)軸に従属変数、\(y\)軸に可変パラメータを入力すると見通しの良い図が得られる。

回転座標のブロックダイアグラム

 

1.6 その他便利な回路

その他便利なアナログコンピュータブロックダイヤグラム

2.参考文献

[1] 野村民也, 三浦武雄. 「アナログ電子計算機」 コロナ社, 1960.

[2] 藤田広一. 「アナログ計算機のプログラム」昭晃堂,1978.

[3] 山下英夫. 「電子計算機 アナログ計算機編」オーム社, 1959.

[4] Michael Koch. " THAT Analog Computer Book Collection of Examples, useful Hints and Electronic Circuits "

http://www.astro-electronic.de/THAT_Analog_Computer_Book.pdf

[5] Granino A. korn & Theresa M. Korn. "Electronic Analog And Hybrid Computers"  McGraw-Hill Book Company, 1964. 

[6] 井上浩, 横田重雄.「アナログ電子計算機の3次元表示について」富山大学工学部紀要. (通号 20) 1969, p.20~32.

 


 

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